福田内閣がスタートしましたね。大変な時期ですからぜひ頑張ってほしいものです。あのヒョウヒョウとした感じがいいのでしょうか?
さて参りましょう、今日のお題は【根拠あるコストダウンの仕組みと効果】です。前項のまとめと思っていただけたらよろしいでしょうか。
先日は納材業者と交渉の際根拠が無ければいけないという話をしました。
今日はそれがどんなに大切なことなのかお話します。
まずあなたの会社に来る営業担当者が何人かいるでしょう。顔と名前を思い出してください。何人いますか?10人ですか、15人ですか・・・小さな販売店の場合は営業担当者がそこの社長本人だったりもしますね。当然、建材会社でしたらほとんどは勤め人なのでしょうが・・・
今こうして私のブログを読んでいるあなたはどうですか?
社長さんがほとんでしょうか?会社勤めの方もいらっしゃるでしょうね。
ここで何か感じましたか?
そうなんです。納材業者とコストダウンの交渉(値引き交渉)をしているのは社長です。そして納材業者の営業担当者はほとんど会社員でまったく責任が無いのです。大げさな言い方かもしれませんが。
こんな言い方をすると失礼かもしれませんが、会社の売り上げが悪いので自殺しましたなんていう会社員がどこにいますか?サラリーマンの悪口を言っているわけではないのです。勘違いしないでくださいね。自殺しているのは皆社長です。奥さんですらそんなことは聞きませんね。
そこなんです。あなたの仕切り価格が高かろうが安かろうが担当者は、演技でいろんな顔をしますが実は困っていないのです。困っているのはあなただけなのです。
では、順調にコストダウンをすすめている工務店はどこが違うのでしょうか?これは一例に過ぎませんが、近畿地方のある工務店さんは毎年6~8棟の実績で、松下電工のキッチンを、3掛けを切る値段で仕入れているのです。
『なに!うちは40棟もやっているのにぜんぜん高いよ!』と嘆く方もいませんか?メーカーの直需で仕入れていると、逆に高いこともあるぐらいです。これは何度も見てきました。
では順調なコストダウンはどのようにするのでしょうか?
結論を言います。
先ほどの 【納入業者の営業担当者はほとんどがサラリーマン】 実はこれがキーワードなのです。
サラリーマンの生態は、
1、給料はたくさん欲しい
2、楽に稼ぎたい(頭をあまり使いたくない)
3、叱られたくない
4、昇進したい
まだまだあるのでしょうが、こんな感じでしょうか!
このサラリーマンの生態をうまく利用させてもらうのです。
つまりサラリーマンは、叱られたくないから無理な値引きに応じません。上司若しくは社長がOKといえば会社が赤字だろうが、関係なく値段をさげてくれるのです。つまり上司が納得する根拠があればいいのです。
よくこのような販売会社を見たことはないですか。松下電工の販売会社で
〇〇建材△△支店□□営業所課長代理の☆☆さん。この場合は、販売店の営業所長もサラリーマン、その上の支店長もサラリーマン、この販売会社の社長も松下電工の出向社員・・・
更に販売店に同行してくるメーカーマンもサラリーマン・・・
どこかのロータリークラブやライオンズクラブのゴルフコンペだと8割も9割も社長さんなのに(笑)”
そうなのです。このサラリーマンは、クビになったり、左遷されたり、給料が下がったり、叱られなかったら
言い換えると、上司が良いと言えば、なんでもしてくれるのです。つまり上司が納得する根拠があればいいのです。さて、ここでもう一度私の9月24日のブログを読んでほしいのです。次回はこのサラリーマンの上司が納得する根拠についてお話してみたいと思います。本日はここまで!
尚、コストダウンに取り組みたい場合こちらのページもご覧ください。