さて本日も元気にいってみましょう。前項でも書きましたが、同じキッチンを売り続ける
とても大切なことです。
先日ご覧いただいたカタログは、その工務店さんがメーカーからもらえるプランニングシート(各メーカーのショールームの女性社員などがよく無料でつくってくれる)に少し手を加えたものです。
そのカタログをユニットバス、キッチン、洗面所とトイレ、建具と階段フロアー・・・というように準備するのです。
ちょっと待ってください。
『これって、毎回同じ家を建てろってことか?』
こんな声が聞こえそうですね。
ちょっと、話は変わりますが、あなたもコンビニエンスストアーに行ったことはありますね?
仮に、あなたの会社が社員を募集した際に、コンビニにいるアルバイトの茶髪のお兄さんやオネエサンが面接に来た場合あなたはどうしますか?
『使えるわけねぇだろう!うちの社員はもっとレベル高いんだよ!』と叱られるかもしれませんが。
よーく考えてみてください。コンビニの場合店長(各ショップのオーナー)が店に居る時間帯とアルバイトの茶髪君が居る時間帯、売り上げも利益率も一緒なのです。(お昼のピーク時間はどこも売り上げはいいでしょうけど)
つまり、しっかりした店長も茶髪君も店のレジカウンターにいると、同じ戦力なのですよ。
ところがどうでしょうか、建築業界はしっかりした店長(どの工務店も社長が一番受注できる)でなければ勝負にならないんですね。
なぜでしょうか?
よくこんな話を聞きます。
『うちの営業マンは、受注もたいしたことねぇけど、へんな客ばかり連れてきやがる。しかも契約になっても値引きばかりで、粗利が無いんだよね。』
ここであなたに別の質問をします。
あなたの会社で積算する際、3.5寸角の在来工法だとします。
問1,間仕切り壁の、高さ2400ミリ(8尺)を幅1820ミリ(6尺)作ってもらうとしたらあなたの会社の場合、いくらになりますか?幅木プラス量産クロス仕上げです。
問2,ほぼ正方形で1階2階共に20坪の総二階建ての間取りだったのですが、同じ面積で凹(出入り隅8箇所)や凸(出入り隅6箇所)になった場合、あなたの会社の場合、出入り隅1箇所あたりいくらの割り増しになりますか?
せっせと電卓をたたき始めるでしょうが、今お客様にこの質問をされた時点で即答できなければなりません。全部暗記しろというのではありません。
せめてファイルをペラペラめくる程度で答えれなければいけないのです。
だからお客様はあなたの会社を怖がるのです。だから、完成見学会で(内覧会といいますか)アンケート用紙に名前を書かないのですよ。アンケートに名前を書かないのはまだ理由はありますが・・・
それではもう遅いのです。コンビニの店長も茶髪君も値段を聞かれて、はじめて電卓をたたくようなことしませんね。
以上のことから、工務店のコストダウンと商品化がどうしても必要になってくるのです。
次回はこの辺についてもっと詳しくお話します。
尚、コストダウンに取り組みたい場合こちらのページもご覧ください。
商品化に取り組みたい場合はこちらのページもご覧ください