貧乏暇無し・金持ちが余暇を楽しむお盆休みがやってきました。

はたらけど はたらけど猶(なほ)わが生活(くらし)楽にならざり ぢっと手を見る(石川啄木)

とはよく言ったものです。

工務店専門のコンサルティングを続けていると、いろいろな会社さんと出会います。不思議と資金繰りに困っている会社と順調に行っている会社とでは、「これほどの違いがあるのか?」というくらいの差があります。売り上げは同じ位なのにですよ。

仮に年商が2億の工務店A社とB社があったとしましょう。

A社は社長含め5名です。毎年十分に利益を出し資金繰りには困っていません。

B社も社長含め5名です。資金繰りが悪く寅さんのタコ社長みたいです。

このA社とB社を比較すると外見はさほど変わりません。場合によってはB社の方が立派な会社に見えるのです。しかし半年〜1年付き合っているとよく見えてきます。

その違いをここでお話しましょう。

1,A社は、自社でする事しない事がはっきりしています。
自社で行っても採算のとれないものは、きっかり外注します。しかもその時点でしっかりコストを抑えることに力を注ぎます。B社の場合、外注費の値段をしっかり把握していませんから、何でも自社で行おうとします。ですから、HPをデザインしてサーバーに公開するまでを自社の監督さんに押しつけます。

2,B社の社長さんは、お金が無くても珍しいツールに目がありません。自動販売機を導入するがごとく実績があろうと無かろうとツール探しに余念がありません。しかしツールを導入した後その取説やツールを活かす方法を学びません。ですからツールやその取説はいつもピカピカです。ツールがあると自分の仕事が減って寝ているウチに仕事が舞い込んでいると勘違いします。そのツールが実績を上げない場合、また同様のツールを買い換えます。

3,B社の社長さん自ら『忙しい忙しい』を連発します。
忙しいを連発している割に、以前からお願いしてある宿題が一向に進んでいません。会社の作業を合理化するために導入したソフトウェアのマスタ登録も半年以上掛かります。A社の社長さんは、タイプが苦手なので自分でマスタ内容をメモ書きし、スタッフさんにcomputerで入力してもらいます。

4,A社の社長さんは約束を守ります。
守れない約束は最初にしません。B社の社長さんはとっても人がいいので絶対に断りません。が、後で約束を破るのでミソカスに言われます。

5,A社の社長さんは、他人の権利や財産を尊重します。
B社の社長さんは、他人に金銭的にも時間的にも迷惑を掛けることが社長さんの特権だと勘違いしています。

6,まだまだたくさんあります・・・W〜

7,最後になりますがA社の社長さんは従業員さんや出入りの業者さんを大切にします。
B社の社長さんは、物扱いします。このB社の社長さんのもうひとつの口癖は『人件費がタダになってくれたらどれだけいいか!』です。

以上が常々私が感じていることです。 さて、あなたの会社は今年どんなお盆休みを迎えるのでしょうか?

尚、工務店塾は8月11日土曜日〜16日木曜日までお休みをいただきます。期間中ご用の方は小野の携帯(080-3339-5610)までお願いいたします。

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