上の写真は、コストコで販売されているパンケーキミックスです。ご存じの方も多いでしょう。
さて、最近『商品化をどうすれば良いか?』という相談が増えてきました。商品化と言っても、大手ハウスメーカーの様に数十パターンの間取りを作り、その間取りから選択して頂く方法もあるでしょう。
また、ある一定のパターンを決め、そのパターンに沿って自由設計を展開していく方法もあるでしょう。
どれにした方がいいとは言えませんが、「最低限こうして欲しい」というか、こうしなければお客が認めてくれないという線があります。それをこのパンケーキミックスに置き換えて解説します。ここには素晴らしい戦略と戦術が隠されていました。
写真のパンケーキミックスは、オーストラリアでは有名な食品メーカーです。この商品のセールスポイントは、
- 第一にオーガニック。有機栽培の小麦粉を主原料にしています。
- 第二に美味しいです。(私の感想ですが!笑”)
- 第三にボトルに牛乳を入れてシェイクし、後はフライパンで焼くだけ!残ったらそのまま冷蔵庫で保管できます。
と、以上の3つがポイントです。
食品会社に求められるのは、やっぱり食の安全ですよね。ここ数年産地偽装、原材料の偽装・・・日本でもビックリするような食品が販売されてきました。正直、素人が見てもおかしなメニューや商品が身の回りで販売されています。ボトルに入った商品は海外ではよく見かけられます。しかし、このパンケーキミックスは更に差別化を図りオーガニックにこだわったのが素晴らしいところだと思います。
また、皆さんも召し上がったことがあるでしょう。パンケーキって沢山は食べられませんよね。なんとなく甘いのでどうしても食事としては受け入れられないのが僕の本当のところです。しかしこの商品は、その甘さがほとんど感じられません。というより塩分がほどよく効いておりオムレツやベーコンなどがとても良く合います。
以上のように、食品という面では問題が見つからないですよね。でも、これが日本のようにどの会社も同じような四角い箱に詰められて、他の商品と同様に並べられていたらどうでしょう?
こうして、使い勝手を工夫し併せて外観も変化させたおかげで人の目にも付く商品になったのですね。
しかしです。オーストラリアのスーパーマーケットでは、パンケーキミックスがこんな具合に売られてます。笑” http://studystayaustralia.com/supermarket_australia/(他のサイトに飛びます。)
ま、冗談はさておいて、商品化は「良い物を作れば良い」というのも確かですが売れる工夫も加味されないといけませんよね!というお話しでした。