自社のポジションをよく考えてみる

全国で見られる光景

全国を出張して飛び回ると、上の写真にもあるようにどこへ行っても同じような大規模チェーン店が並んでいます。たまに出張先の名物を食べてみたいと思っても、結局は全国チェーンの飲食店で済ませてしまうのが常です。

金融機関、家具店、ホームセンター、スーパーマーケット、家電店、スポーツ用品店、洋服、ファーストフード、ファミリーレストラン、玩具店、居酒屋・・・沢山の業種が吸収合併を繰り返し、ショッピングセンターや全国の大きな通りは、判で捺したように同じ姿に変わってきました。この大手チェーングループが日本の流通の中心になっています。

不思議な物で、休日に買い物に出かけても、その判で押したようなチェーン店で全ての買い物を済ませてしまい、小さな八百屋や魚屋で買い物をすることもほとんどありません。それは、あなたも同じでしょう。と言うより、昔ながらの個人経営の八百屋や魚屋は本当に少なくなりました。

住宅業界とて、いずれは同じ道をたどるはずです。それはすでにお分かりですね。しかし、ありがたいことに、一部の業種や工務店に関して、まだ小さな工務店が大手住宅会社と張り合っていける隙間が残っています。一般消費者は現状をまだ許してくれているのです。

市場が現状を許してくれている限りは、生き残る道は十分に残っています。小規模の工務店でもしっかり戦えるマーケットはまだ存在しているのです。

金融機関や小売業の場合、他社を吸収した場合、その店舗を利用できますし、吸収した店舗の設備、人材、免許などを再度活用することができます。しかし、住宅会社の場合、社屋や作業場・資材置き場はどうにかなるかもしれませんが、その他は活用される比率が極端に下がります。しかも最近ではさほど在庫を持つこともありません。

つまり、住宅会社が同業者を吸収したところで利用価値がほとんど無いと言うことです。であれば、営業の邪魔になるライバルは吸収するよりはつぶれてくれた方が楽になるわけですよね。

今日のタイトル、自社のポジションを考えると、わかると思いますが、御社は吸収する方ですか?される方ですか?

そのいずれかによって戦略は変わりますし、早い時期に社内の強化を図る必要があります。

基本的に一般の消費者は全国チェーンの大規模な会社に安心感を覚えます。それを個人経営の小さな企業に売り上げを引き込むのであればドングリの背比べ程度の営業努力では難しいと言えますよね。自力で十分生き残るためには何らかの対策は必須です。

[tegaki]今、あなたの会社はなにに力を入れるべきですか?[/tegaki]