粗利を計上し本当に売れる商品になるまでここまでの作業を繰り返す。
サンプル間取りの図面を見積を各業者に依頼しましたので、たくさんの見積書が集まってきます。
こうして集まった集計用紙やExcelなどで全ての見積を整理します。
大項目、小項目、品名・品番(工事名称)、単価、数量、計、この計を0,7で割ります。備考欄に納入業者名などを入れても良いでしょう。
- 大項目:金物類
- 品名:○○金物
- 数量:70個
- 単価:@1000円
- 計:70,000円
- 0,7で割った数字:100,000円
- 納入業者:△△建材
という感じです。
さて、ここで疑問が湧いたでしょう。
そうですね、0,7で割った数字ですね。
これが、御社の売値です。
『えっ!』と思うでしょう。
でも、それが適正な価格です。
この数字を上から下まで全部足すと、その商品の売値が出ます。
拾い忘れはありませんか?
ちょっとはコストダウンにも触れておきましょう。
集計した結果がとんでもない数字になってしまうかもしれませんが、いかにコストダウンができていなか実感できるでしょうか?
売値の坪単価が80万円とかになるとやっぱり考え直す必要があるでしょうね。
ここでは、まず、シンプルな装備と仕様の商品作りが必要です。
だからといって、ローコスト住宅を作るのでは無いですよ。
ここでの作業を何度も何度も繰り返します。
普段から気になっている高い納入先(下請け業者)の数字も納得がいくまで話し合いコストが下がるようにしてくださいね。
これは、とあるローコスト住宅会社(数百棟/年間)の自称”特急積算士”と仰る一級建築士の会長さんから聞いたコストダウンの方法です。
3つの下請け業者に対し結構厳しい単価を要求します。
その結果、
3社が口を揃えてOKしたらまだ高い単価、
2社がOKはまだいける
1社が渋々OKなら、適正価格
誰もOKしなかったら、安すぎる
と、言うんです。
なるほどですね。
お試しください。