お客さんに欲しがってもらう商品作り2

自分なりの商品イメージをメモする。

例えば、あなたが住宅会社の社員だとします。
務めている住宅会社は、プレハブメーカーで、本当は、「素材にこだわった住宅に住みたいし、そんな家をお客さんに勧めたい」と日頃から思っていました。

でも、「所詮サラリーマンだししょうが無いか」と、そこは仕事と私感をきっちり線引きして働くでしょう。

しかし、現在あなたは住宅会社の社長さんですよね。
そうであれば、本当に信じられる商品を売っていくか、商圏がライバルだらけになってしまうので妥協して、「商材は商材」と諦めたうえで、売りやすい商材を販売していくか?のいずれになると思います。

私が思うのは、「本当に信じられて、自信をもってお客さんに勧められる家」を売っていって欲しいと思います。
「あなた自身の本当に好きな仕事を続けて欲しい」と思うのです。

ここがスタートですから、しっかり考えて下さいね。
どちらが正解だ、ということはありません。
しかも、規模が小さければ小さいほど方向転換は簡単にできますから、どうしてもダメなときは一瞬で方向転換してしまえばいいのです。笑”

さて、以上の事を踏まえてドンドン紙にメモして下さい。
書いたり消したりで構いません。
とりあえず、予算の事も気にせずにドンドン書いて下さい。
もし、住設の商品名も分かるなら一緒に書き進めて構いません。

構造は?断熱は?サッシは?仕上げは、どんなふうにしますか?

あなたの頭の中でカラーパースが仕上がって行くはずです。
この感性はとっても大切ですからね。

では、2番目の仕様を決めていきましょう。

何からはじめようか?

さて、会社の業績を上げるために今日から何をはじめれば良いのでしょうか?

まず、私たちの業界で言う”設計図”を書きませんか?
いえいえ、そんなたいそうなもので無くても構いません。

ザザザッー!と大まかな流れでOKです。
頭の中を簡単に整理して「進む方向」だけでも決めていきましょう。

家を売りたい!

どこの社長もそう考えているでしょうね。
当然、あなたもそう思うはずです。

こうしてじっとしている間に、「営業でも行って来た方が」・・・
ここで考えたいのは”営業”についてです。

よく耳にする工務店経営者のお話しですが『ウチの営業は本当に売れないんだよ』です。
「オレが紹介受注でもらってくる仕事の方が多いくらいで!せっかく高い給料出して保険もかけて、しかも歩合まで払ってるんだよ!」
確かによく聞くフレーズですね。

工務店塾では
”営業=売ること”ではありません。
”営業=欲しがってもらうこと”です。

これ肝心ですから、メモってくださいね。

要は、欲しがってもらえる商品作りがあなたの今後のテーマになるのです。
欲しがってもらえるようになってしまえば、お客が自動的に集まります。
お客さんが変わる度に、家の建て方が変わってしまうようでは”公平性”に欠けてしまうんです。

当然、毎回仕事の内容が変わると大工をはじめとする職人さんの効率が悪くなるのはお分かりですね。
毎回、同じような仕事じゃつまらないと思うでしょうが、でもそれでいいんです。
下請けの大工さんに聞いてみても、「毎回建て方が同じだと飽きるのか?」という質問をするとおおよその職人さんは『毎回同じ方が仕事のほうがはかどっていい』と答えています。
更に、お客さんにとっても、それが一番良い方法なのです。

では、具体的にどうしたら欲しがってもらえるのか?について考えていきましょう。

工務店を繁盛させたい社長さんへのお願いです2

コンサルティングをしていて

はじめてお目にかかったとき、『年間3〜5棟売れるようになりたい!』とか社長さんなりの目標を伺います。
しかし、『たった一人でやっている工務店なのでそんなに売れなくてもいいから!』などと言われても、実はこれが一番難しいのです。

良く考えると、

  1. 商品の構成がいい。
  2. 価格が適正である。
  3. 集客もできている。
  4. 売り方も問題無い。
  5. しっかり施工できる。
  6. できた家が約束通り。
  7. 約束されたメンテナンスを行っている。

上記の内容がしっかりしていれば、売れないわけがありません。
儲かるか、儲からないか?資金繰りがいいか?どうか?は別としてです。

売れるものにはブレーキが掛かりません。
3〜5棟・・・なんて、そんなの無理です。

ですよね。
そうなんです。

一度、売れる仕組みを作り上げてしまうと、それはなぜか自動的に毎年同じような実績を残すようになるんです。
ただし、コンピュータのシステムと同様に、常にアップデート(改善)をしていかなければなりません。

前回もお話ししたように当然これが一生続きます。
その状態を早く作り出す必要があるんです。